Amazon様が農産物栽培拠点「幸 満つる郷 KDDIエボルバ 野蒜」で農業ボランティア！
～東松島市の障がい者雇用推進・地方創生現場を体験

株式会社KDDIエボルバの農産物栽培拠点「幸 満つる郷（さち みつるさと） KDDIエボルバ 野蒜（のびる）（以下 幸満つる郷）」に、アマゾンジャパン合同会社（以下　Amazon）様がいらっしゃいました！
Amazon様には、社員が自ら考え、行動する「コミュニティ活動」があります。今回お越しになったのは、ECモール「Amazon.com」の出品者サポートを行うセリングパートナーサポート部のメンバーが立ち上げた社会貢献プログラムチームの皆様で、全国でさまざまなボランティア活動を精力的に行っていらっしゃいます。

今回の農業ボランティアは、東日本大震災の大津波被災跡地（宮城県東松島市野蒜）で、農産物栽培・販売を通じて障がい者とアクティブシニアの雇用創出、復興支援・地域コミュニティ活性化に取組む「幸満つる郷」の事業や活動を知り、当社スタッフと一緒に職場のリアルを体験することで社会貢献プログラムのボランティア活動に活かしていきたいというAmazon様の想いから実現。はるばる東京、仙台、山形、札幌からお越しくださいました。

障がい者雇用、復興支援、地方創生の輪が広がって欲しいという想いを込めて、Amazon様の農業ボランティアエピソードを紹介します。

当日は、明け方からポツポツと降っていた小雨と風が止んで収穫日和に。野菜を最も美味しい状態でお客様に届けるための「幸満つる郷」のこだわり“朝採り”に合わせて、早朝に集合した皆様には、スタッフと一緒に朝礼、ラジオ体操から参加いただきました。

最初に「幸満つる郷」の事業説明を行うと、障がい者雇用における職場風土や育成・ケアへの取組み、被災跡地での運営の工夫について質問があがるなど、雇用促進や地方創生に対する関心、想いの強さが伺われました。

次は、いよいよ、収穫体験！長靴に履き替え、軍手と鍬（くわ）を手にもち畑に集合！

Amazon様の作業は、日本の冬の食卓に欠かせない味覚「ネギ」の収穫と出荷前準備です。「関羽（かんう）」という白い部分が太くて長く、寒いほど甘くなる品種のネギで、ご来訪いただいた12月上旬の収穫がベストコンディション。「幸満つる郷」の農業コンサルタントから収穫するネギの見極め方、手順・コツを伝えて、当社のスタッフも一緒にみんなで収穫作業をスタート！

ネギは、無理に手で引っ張ると葉がちぎれたり、白い部分が折れたり、一気に掘り起こすと傷がついてしまう繊細な野菜です。少しずつネギを傷めないように丁寧に畝（うね）の横の土を鍬で掘り下げ、ネギの根元に手を添えて土を動かしながら優しく抜き取る作業は体力も根気も必要になります。

初めての方には大変な作業になるため、当初はひと畝の半分程度で終了・・・と考えていた私たちに「全部やりましょう！」と皆様から提案があり、ひと畝・100本以上のネギを収穫することに！！

序盤は「おお！ネギがでてきた」「すごく太い」と歓声をあげていらっしゃいましたが、作業中盤に差し掛かると疲れも見えて徐々に寡黙に。そんなときは「幸満つる郷」が大切にしている『笑顔で楽しいコミュニケーション』の出番です。
スタッフから「どうしましたー？口数が減っていますよー」「あと少しですよ！」「がんばりましょう！」と冗談も交えてお声掛けしながら、最後まで楽しく収穫作業を終えました。

続いて、収穫したネギを作業棟に運搬し、出荷前の準備作業です。ネギは、皮を剥いて、根をハサミで落とし、「幸満つる郷」の品質基準にあわせて大きさや、痛み・傷の有無などの検品・仕分けをしてから、２本一束にまとめて袋詰めし、最後に「幸満つる郷」のラベルシールを貼って箱詰めします。

今回は、皮むきと根を切り落とす作業をしていただきました。簡単そうでコツをつかむまでは少し大変な作業です。出来上がりを「これで大丈夫ですか？」と当社スタッフに確認しながら一つひとつ丁寧に作業する皆様からは「収穫から出荷準備までこんなに大変な作業があるんですね」「こんなに労力がかかっているとは」という驚きの声も。

今年は、例年以上にまるまると太く甘いネギが育ちました。採れたての美味しいネギを味わっていただきたい！というスタッフの発案で、「焼きネギ」プチ試食会を開催。さらに、「ネギは煮込むと栄養が増す」という雑談からネギをトッピングした即席のお味噌汁も追加、「とーっても甘い」「トロっとした食感が美味しい」と喜んでいただけました。

Amazonの皆様から寄せられた「幸満つる郷」の印象や農業ボランティアの感想の一部を紹介いたします。

• 笑顔の絶えないチーム同士のつながり、チームワークで管理者とスタッフが“共に成長”していこうという想いと姿勢が印象に残りました。
• みんなが礼儀正しく、気さくに受け入れてくださる職場で、明るく、楽しそうに働いていらっしゃるのが印象的、感動しました。
• デスクワークでは得られない素晴らしい経験になりました。こんなにも手間と時間がかかっているとは思わず、その分、食したネギの味は最高でした！こんなにネギを美味しいと思ったのは初めてです。
• 地域との連携の強い社会貢献活動が素晴らしく、学ぶことが多くありました。新しい見識、体験を活かして、周囲に社会貢献の心を育て、伝えていきたいと思います。
• 私自身が被災経験者です。地方創生に強い想いを持っているので、野蒜の地での素晴らしい事業を目の当たりして、自分ができる地域貢献を続けたいとより強く思いました。

Amazon様にお越しいただいた「幸満つる郷」は、東日本大震災で大津波被害を受けた宮城県東松島市にある野蒜（のびる）にあります。地元の障がいのある方々、アクティブシニアの方々を社員に迎え、無農薬にこだわった農産物栽培や、地域活性化、緑化再生などさまざまな取組みを通じて、地方創生に貢献しています。

そんな私たちは、復興支援の想いをカタチにするため「笑顔を大切に」をスローガンに掲げ、コミュニケーションの最初の入り口になる“挨拶”の大切さをスタッフに伝え続けています。
当日、Amazonの皆様から「スタッフがイキイキしていますね」「挨拶がきちんとできているのが素晴らしいですね」と声掛けいただいたことが、とても嬉しく、誇らしい気持ちになりました。

スタッフにとっても、日常生活の中で利用する身近なサービス・企業のご来訪から刺激を受け、有意義な時間になりました。Amazonの皆様、ありがとうございます。

●KDDIエボルバは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、障害者雇用と地方創生を通じた東松島市の自然再生・まちづくりに取り組んでおります。