SPECIAL | 特集

2022/08/31

【飯豊まりえインタビュー】「ありのままで居続けたい」ー女優業を支える自分らしさとは?

KDDIエボルバのブランドキャラクターとして、「KDDIエボルバで自分らしくはたらく」をテーマにしたテレビCM「KDDIエボルバを知ってみませんか? 安心篇・やりがい篇」に登場した飯豊まりえさん。CM本編では、自分らしさを大切にした働き方のできるKDDIエボルバを、強く、優しく、爽やかに伝えてくれています。

飯豊さんといえば、モデル、女優、声優と、多方面で活躍中。2022年はNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK総合)や、主演ドラマ『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』(日本テレビ系列)などでも活躍中ですが、これまでの芸能生活の中で、自分らしさを見失いそうになり、悩んだ時期もあったといいます。

果たして、彼女の「自分らしさ」とは何か?またそれをどのようにして手に入れたのか?そして彼女が目指す女優、飯豊まりえ像とは何か?

「ありのままで居続けたい」と語る、女優・飯豊まりえさんを深堀ります。

女優

飯豊まりえさん

1998年1月5日生まれ、千葉県出身。2008年、小学生向けファッション誌『ニコ☆プチ』でモデルデビュー。 『ニコラ』『Seventeen』を経て『Oggi』専属・『MORE』レギュラーモデルを務める。 12年に女優デビュー。NHK朝の連続テレビ小説『まれ』で注目を集める。

自分らしさとは「好き」や「ありのまま」を積み重ねていくこと

インタビューの冒頭でテーマが「自分らしさ」であることを伝えると、飯豊まりえさんはまずは自分の考えを語ってくれました。

私が考える『自分らしさ』というのは、何かを『好き』という自分の気持ちや、ありのままの自分を大事にして、それを積み重ねていくことです」

とはいえ、どの職業でもそうですが、100%「好き」という要素だけで構成されている仕事はありません。作品のテーマやメッセージ、演じるキャラクターに、毎回100%共感できるとも限りません。

「そういうときは、自分の気持ちをスタッフさんにお伝えして、疑問があったら質問して、ちゃんと腑に落とすことを心がけています。

というのも、納得できていないと、どこかで我慢したりして、自分じゃなくなってしまう。その瞬間が怖いと思うので。

自分が何を感じているのかを意識しながらお仕事をした方が、より良いものが作られていくんじゃないかなと思います

俯瞰して見つめることでわかった本当の自分

飯豊さんは、2008年に「avex kids×ニコ☆プチ公開モデルオーディション」でグランプリを受賞したことをきっかけに、自らの意志で芸能界を目指し、その夢を叶えました。それでも10代の頃を振り返ると、仕事に対して「機械的になってしまっていた」自分がいたそうです。

「子供の頃から芸能界でいろいろな洋服を着させていただいたり、役をいただいたりして、自分じゃない自分やもうひとりの自分になれる機会が多かった分、ありのままの自分を忘れてしまっていた部分があったと思います。自分の時間が限りなく少なかった子ども時代でした。

経験を積むにつれて、だんだんと勘も良くなってきて、『こういうことを求められているんだろうな』ということがわかってきたので、そこに近づけるよう努力をしていました」

女優デビュー後は、連続ドラマに映画にと多忙な日々が続きます。17年に演じた役は、テレビドラマと映画を合わせると1年間で10以上!

10代の頃は、いろいろな役を演じすぎて『私ってどんな人だったっけ?』と、自分を見失うこともありました。役を演じていないときも、相手によって違う対応をしてしまう自分がいて、それが悩みの種でしたね」

そこで飯豊さんは、ノートを取り出して自分を見つめ直しました。真ん中に自分を、その周りに最近出会った人を書き、Aさんといる自分はこう、Bさんといる自分はこう……と書き出していく。そして、「この人といるときの自分は、好きな自分だな」と思ったら、丸を付けていきます。

「自分を見失わないための対策みたいなこととしてやりました。丸がついているところが自分らしい自分。逆に丸がついていないところは、好きじゃない自分なので、直していこうと思いました」

混乱を整理しながら、一つひとつの仕事に献身的に向き合った結果、その演技力が業界内外で認められていきます。

近年はヒロインや主役を任されることや、広告の仕事が増えていき、インタビューで「飯豊まりえとしての考え」を聞かれることも増えていきました。

「もしもそういうことを聞かれなければ、自分がその事についてどう思っているんだろうかと考えていなかったかもしれません。インタビューの機会が増えたことは、『自分らしさ』について考える大きなきっかけにもなりました」

二十歳を過ぎてからは交友関係が広がり、同業者だけでなく、他ジャンルの仕事をしている友人からもいい影響を受けるようになったそうです。

「洋服のブランドを手掛けている友人が、『いろいろな人に着てもらえるお洋服と、自分が本当に着たいお洋服を組み合わせて作っている』と言っていたんです。

私はどちらかというと、監督の意図に近づいていく作業に重きを置くタイプだったんですけど、たとえばある人物を演じる際に、『自分がなりたい自分』や、『世の中にいたら素敵だなと思う人』の要素をちょっとプラスしてもいいんじゃないかな、と思うようになりました。

もちろんある程度の制限や枠があるからこそ、そういう意欲や工夫が、お仕事を楽しむ上で大事だなと思います」

求められていること以上のものをアウトプットする機会や、複数の仕事に並行して取組むことも多い飯豊さん。なかなか長期休暇が取れない多忙な中で、どのようにして自分らしさを保っているのでしょうか。

家族や友達と、仕事を終えて『今日こんなことがあって』と話すだけでも、自分に戻っていく感覚があります。あと、長年信頼しているスタイリストさんやメイクさんが周りにいてくれるおかげで、自分を保てているというのもあると思います。

毎回新しい人にお会いすることが多い仕事なので、それなりに不安になることもあるんですけど、楽屋で『今日の仕事どんなんだろうねー』『今日の現場楽しかったねー』という会話をスタッフさんとするだけでも全然違いますよ」

そして、コーヒーブレイクも大切な時間。

「ルーティーン的なことではないんですけど、些細なことでいうと、ちょっとした空き時間にコーヒーを買って飲んだり、おいしいクッキーをバッグに忍ばせておいて、疲れたら食べたりしています。

お家に帰ったら、カジュアルにですけど、お茶を立てたりもします。最近は、意外と人間らしい時間がなかったりするので(笑)、自分を回復させるために、自分がリラックスできるものを周りに置くようにしています

SPECIAL | 特集

2022/10/13

【武田双雲さんの“自分らしさ”も見る】今この瞬間を100%味わい尽くす!誰もが才能や個性を活かす方法

KDDIエボルバの想いを一人でも多くの人に届けたい

KDDIエボルバのCMでは、飯豊さんの柔らかく包み込むような笑顔と、歩調を合わせるような歩き方が印象的です。

「コンセプトをお伺いして、働くことにおいて自分らしさを出しにくい社会や、そのように感じる方たちに寄り添おうとするCMなのだと感じました。『長く安心して働ける理由があります』というナレーションが、そういう方たちの心にすごく響くというか、『KDDIエボルバ』なら、無理をすることなく、もっと自分らしく働けるかもしれないって、思えるのではないでしょうか。

『今、自分らしさを多くの人が探しているからこういうCMが生まれるのかな』と思ったときに、自分の中にもそういう気持ちはあるので、KDDIエボルバさんのお仕事やCMが一人でも多くの人に届いたらいいなと思って、一緒にお仕事をさせていただきました」

企業メッセージをきちんと理解してCM撮影に取組んだ飯豊さん。CM「やりがい編」の、「誰かの力になれる喜びがあります」というメッセージにも共感したそうです。

「仕事をはじめた子どもの頃は、芸能界ってちょっと怖いと感じていたんですが、両親や親戚に喜んでもらいたいという純粋な気持ちが糧になっていました。

今は、ファンの方から『明日の活力になるよ』といったコメントをいただいたときに、『たとえ直接は会うことができなくても、いろいろな方たちに何かを与えることができているんだ!』と感じていて。最近やっと、『そういう影響を与えられるこの職業ってすごい!』って実感できるようになったところです。

でも、私がやっていることは子どもの頃から変わっていません。

自分と身近な人のために好きなことをやり続けていたら、それが積み重なって自分らしさになり、個(飯豊まりえ)として見つけていただいた、という感覚です。同時に応援してくれる人が増えてきて、その規模が大きくなっていることに戸惑っているというのはあります(笑)」

KDDIエボルバのCMでは「はたらき方にこそ、自分らしさが必要」とも伝えています。飯豊さんは、お芝居に自分らしさを投影するようになってから、よりやりがいを感じるようになったそうです。

「自分が存在している実感という意味でのやりがいを感じるようになりました。

以前は台詞を覚えていって、相手のお芝居に合わせる、寄り添うというやり方でしたが、最近はディスカッションが増えた気がします。そのシーンの撮影が始まる前に、監督に『私はこう思っているんですけど、どうですか?』と、提示するようになりましたね」

近年は作品からのオファーが増えましたが、駆け出しの頃は、オーディションも多く受けていたという飯豊さん。オーディションでは、「自分らしさ」をきちんと提示した方が、いい結果につながったそうです。

「用意された台詞通りにやるのはみんなができることだから、『誰もができるわけではないことってなんだろう?』と考えながら受けていました。その方が、合格する確率は高いです(笑)。

『やってください』と言われたことは、プロならできて当たり前だと思うんです。

自分が審査する側だとしたら、お芝居の引き出しをいくつも持っていて、こちらのリクエストに対応できて、信頼関係が作れる人を見つけたいですし(笑)。だから、オーディションでは『何を求められても大丈夫です。だけど、私はこれをやってみたいです!』というお芝居を提示するようにしていました」

目指すは「ありのまま」の飯豊まりえ

責任や注目度、存在感が増していく中で「自分らしさ」を保つために大切にしているものは、日常に転がっているものをキャッチするアンテナだそうです。

日常の、『今日はこれができた!』という喜びや、笑えた話、楽しかったことなどを、きちんと感じることがすごく大事だと思っています。そのときの感情が次のお仕事に生きてくるかもしれませんし、そういう感情のアンテナを張っておかないと、お仕事でも機械のように動いていくだけで、新しいものって生まれないと思うので。

好奇心や探究心も大切ですね。おいしいコーヒーを飲んで『何故、おいしいんだろう?』と知りたくなるからこそ、お芝居で表現するときにも『これを足してみようかな』『新しいことをやってみようかな』と思えるし、そういう好奇心や探究心というのは、表現者として忘れないでいたいですね。

あと、『こういうのが世の中にあったらいいな』という発想も大切にしています。ファッションのお仕事のときも、お芝居をするときも。『あったらいいな』を思いつくと、発信する立場としての自分を肯定できるんです」

これからもいろいろなものをキャッチして、発信していく飯豊さんは、どんな女優像、ひいては人間像を目指しているのでしょうか。

「憧れている方の名前をあげるときりがないですし、ありのままの自分で居続けたいなと思います。

それはとっても難しいことなので、挑戦し続けたいですね」

SPECIAL | 特集

2022/10/13

武田さんの「障がいとの向き合い方」や「人・社会との関わり方」を通して、誰もが生きやすい社会の創り方について考えます。

WRITTEN BY 須永貴子 / PHOTO BY 石黒淳二

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