エンジニアBLOG

2022/04/22

ネットワークのお仕事内容と教育体制

エンジニアブログにいらしたそこのアナタ、こんにちは。
入社11年目のホリエと申します。
過去2年間は東京新宿の本社で教育に携わる業務に従事しており、今年1月からは元々の所属である中部エリアで勤務しています。

中途入社以来、ネットワークに関連する業務、特にL1~4(OSI参照モデル)に従事しています。
ネットワークのお仕事と言っても色々とあるのですが、大きく2つに分けられます。
1つは、ユーザーに提供する通信網に関連するお仕事、いわゆるキャリアのお仕事です。
もう1つは、ユーザーの社内インフラに関連するお仕事、SIerだとかNIerだとかのお仕事です。
私は主に後者に多く携わってきました。

簡単にお仕事のほんの一部をご紹介すると、こんな内容があります。

依頼:工場内に新規協力会社が入居するので、新規ネットワークを構築してください。

これを達成するために必要なことはなんでしょうか?
階層ごとに分けるとこんな感じになります。

L1・・・既存スイッチの空きポート確認、入居場所への配線ルート確認、電源の確保
L2・・・既存スイッチのVLAN確認
L3・・・新規セグメントのアドレッシング、新規セグメントへの経路設定
L4・・・利用するシステムへの通信許可

やることは色々ありますが、手順書が完備されていないこともありますし、手順書はあっても考えなしに実施するだけではなく、
マニュアルで指示されている内容を理解して進めないと、ほんのちょっとの数値違いによって大変なトラブルを達成させてしまうこともあります。

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ではマニュアルの内容をしっかり理解するためには何が必要でしょうか?

そう、ネットワークについて学習する必要がありますね。
エボルバでもネットワークやサーバなどインフラ関連の教育体制はあったのですが、コロナ禍に入ってから集合での研修を実施できないでいました。
その対策のため、ちょうど私が東京本社に在籍していたときでしたが、教育チーム皆でEラーニングのシステムを構築することで在宅でもインフラ技術向上のために
学習を行うことができるようになりました。

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資料を読んでテストを受けるだけのものではなくて、シミュレータで実際にネットワークやサーバを構築したりできる、実際に使える講座になっていると思っています。

Eラーニング構築によってコロナ禍に対応できる以外にも良いことがあって、それは東京本社、地方エリアなど、ロケーションの違いなく同じ研修を
受けられるようになったということです。
新入社員の方向けの研修だけではなく、資格取得講座なども今では全国エリアで統一された講座をほぼリモートで完結しており、かなり高い合格率となっています。

このブログをご覧の方には、入社後の教育支援に不安を持っている初学者の方もいらっしゃると思いますが、エボルバには在宅でもスキルアップするための体制があります。

安心してインフラエンジニアの世界に飛び込んでください!

さて、話がガラッと変わります。

私の出身は中部エリア静岡県なのですが、製品出荷額で全国シェア9割超えを何十年と継続している工業製品をご存じでしょうか?

それは・・・プラモデルです!

知る人ぞ知る、静岡県は世界的にも有名なプラモデル王国なのです。
県内には世界的にも有名なメーカーの複数が本社または生産拠点を構えています。
最新の統計では全国出荷額242億円のうち、静岡県は226億円(シェア93%)となっています。
(出典「2019年工業統計調査品目編」(経済産業省))

私も子どものころから今に至るまで、スケールモデル(車、バイク、船、など実在するもののミニチュア模型)を中心に作っています。
これまたコロナに結び付くのですが、外に出かけられない状況になり休日の過ごし方としてプラモデル制作が伸びてきているようです。
プラモデルは、マニュアルを読んでパーツや組み合わせを理解する、細かいパーツを手で組み合わせる、様々な種類・色の塗料で塗装する、
頭の回転を良くする要素が満載です。

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私は接着剤6種類、塗料は用途によって色と溶剤の使い分けで数十色以上(ジャストの色がなければ混ぜて調色)の中から使いますが、接着剤も塗料も要らずに完成できる
キャラクターモデル(ガンプラなど実在しないキャラクターの模型)もありますし、みなさんもぜひトライしてみてください。
※手前の4つの塗料はすべて違う色です

5月には3年ぶりに一般公開される模型の祭典・第60回静岡ホビーショーもありますので、興味を持った方は感染対策をしつつぜひ訪れてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!