エンジニアBLOG

2022/09/27

SI業務の作業現場見学について

初めまして。ウザワです。
今年の4月に入社して3か月間の研修を終え、7月からSI業務を行う部署に所属しています。
今回は初めて現地作業に行くことになったので作業がどのようなものだったのか書かせていただきます。
※私が実際に作業したわけではなく、先輩の作業の見学です。

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■作業の流れ
作業は手順書に沿って行います。
事前ログや投入するコマンドなど、必要なものはあらかじめそろえて置き、
実際の作業ではコピペをしていきます。
※今回の作業はfortigateのバージョンアップ作業です。

①入館

②事前準備
 対象の機器の設置場所などを確認します。

③事前作業
 バージョンアップ作業後、設定値に変更がないか確認するため、事前にログを取得します。
 fortigateをGUIで操作するためにPCへのIPアドレス設定やアクセス許可のコマンド投入などもここで行っていました。

④実際の作業
 手順書に沿って段階を踏んでOSのバージョンアップを行います。
 作業後、確認コマンドを投入し、意図したとおりの状態になっているかをチェックします。

⑤お客様正常性確認
 お客様側から通信が可能か正常性確認をしていただきます。

⑥事後作業
 作業後のログを取得し、事前ログと差分がないことを確認します。
 ③事前作業で投入したコマンドを削除します。

⑦終了報告
 事後作業が完了したら担当者に連絡し、お客様との協議の上、作業完了判定が出たら退館します。

⑧退館

ざっとこのような感じで作業を行いました。
上の流れでは飛ばしましたが、逐一担当者への連絡も行っています。

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■感想
1.先輩の操作が速い
確認コマンド入力や投入、削除する際のコマンドはコピペで行うのですが、ショートカットキーを
使いこなしていてスピードが速いです。

Alt+f+lでTeratermのログ取得を開始。Excelに書いてあるコマンドをCtrl+cでコピーし、
ExcelからTeratermにAlt+Tabで移動し、Alt+vで張り付け入力。
そしてまたAlt+TabでExcelに戻り、矢印キーで次のセルに移動しCtrl+c…を繰り返します。

私もなるべくショートカットキーを使用して検証や学習に取り組んでいますが、ショートカットキーを
思い出す時間が必要で時間を要してしまいます。今回は10分でログを取得する必要がありましたが、
今の私では10分を余裕で越えてしまいます。。

2.ログを読む力を身に着けたい
事後作業でログを取得しているときに先輩の操作しているPCを覗いていたのですが、
私にはログを読む力が不足していて、どのようなログなのか理解することが出来ませんでした。

出力されるログを見て、どのログは問題がないのか、どのログは問題なのか判別がつきません。
検証の際等に出力されたログを確認したり、他の案件のConfigを見てどのようなログが出力されているのか、
確認をして力を付けていきたいです。

3.知識を増やしたい
今回の作業で、事前ログと事後ログを比較した際に、LAN1のスピードがバージョンアップ前よりも
遅くなっているということが発生しました。

先輩は正しい設定値が機器に入力されていることを確認し、
fortigateと接続先のPCのどちらに原因があるか切り分けをしていました。

その後PCの設定を変更したところ、正しいスピードに戻り解決しました。
作業中に予期せぬ事態が発生した際に原因を切り分け、対処する力が必要だと感じました。
原因の切り分けをするには技術の理解を深める必要があると思いますが持っている知識が少ないため、
業務を通していろいろなConfigをみてどういう技術が使われているのか、どういうネットワーク構成なのかを
把握したり、自己学習を行い知識を増やしていきたと思いました。

これら以外にも感想はありますが、特に感じたことを書かせていただきました。
今回の作業同行で先輩の作業の様子を見て、自分の課題が多く見つかったのでその課題を
一つ一つクリアしていき、立派なエンジニアになりたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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